カレーライスとパンとえなこのグラビア

 海の上でわが国の防衛を担う海上自衛官。日々海上を航行し、代わり映えしない景色の船内で過ごすことで曜日の感覚がおかしくなるため、毎週金曜日には自衛官たちに食堂でカレーライスがふるまわれる、というのがなかなかに有名な話だったりします。海上自衛隊のHPを見てみると、艦隊や部隊ごとにシェフが腕を振るったおいしそうなカレーの写真とともに、そのレシピが公開されています。


この「曜日を何かの出来事に結び付ける」という工夫は、何も海上自衛隊に限った話ではありません。わたしがかつて働いていた会社では、毎週木曜日に「パンダパンのテーマ」として知られる『パンダ・ダ・パ・ヤッ』を大音量で流すパンの移動販売車が来たりしていて、防音が効いた窓ガラス越しでも聞こえるその軽快な音楽に「ああ、今日は木曜日か(あともうちょい頑張れば週末か、はぁ、仕事めんどくさいなーだるいなー早く終わんないかなー今週末何しようかなー、つか今やってるこれ早よ終われや、はああ……【以下略】」と思いつつ、お弁当持参だったのでパンは一切買わずに黙々かつ鬱々と働いていた記憶があったりします。




で、こういうことがいま建設業で働いていてもあるわけですよね、というお話。

弊社が位置する岡山県だと、建設業の事務従事の人たちにとっては、「毎週水曜日の午前9時には入札の公告が出る」というのが暗黙の了解となっています。ですので、新着の入札が出ていないか、朝9時ぴったりに岡山県の入札情報をチェックしに行くのが毎週の業務の一つとなっています。もちろん、時間ぴったりに見に行く必要があるわけでもないのですが、もし入札に参加したい総合評価案件が公告に出ていたりすると、CPDSの取得ユニット数証明であるとか、会社の登記簿であるとか、防災協定証明書であるとか、自分の会社単独では準備しきれない証明書類が必要になるため、素早くチェックすることには意味があるのですよね。


で、この「入札公告=水曜日午前9時」をわたしが思い出すトリガーとなっているのが、通勤途中で立ち寄るコンビニに並ぶ『週刊少年マガジン』の最新号なのです。これを見るたびに「ああ、今日は入札公告アップの日だ」と改めて認識する、というのが毎週のルーティンとなっています。もちろん合併号や祝日の関係で水曜日のコンビニに『マガジン』が並ばない日もあるにはありますが、まあそこは気合でなんとか頑張るわけです。


水曜日。会社に着いてあいさつもそこそこに「今日は週刊少年マガジンの巻頭グラビアがえなこだったので、入札が出ます」と社長にお伝えして、自分でもチェック。


「あ~あ、側溝5m埋めるだけで1億円もらえる工事はねえかなあ~」

ねえよそんな工事。セルフボケセルフツッコミ。

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