青い空はポケットさ

 ♪あんな娘といいな できたらいいな
 あんな夢 こんな夢 いっぱいあるけど~


おいちゃんはあんな娘と「デート」がしてみたいとです。
「デート」です。ええ、「デート」ですよ! デ・エ・ト!!


……ということで、ミラノ・コルティナオリンピック絶賛開催中ですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。個人的にはスノボとかのパーリーピーポー感丸出しの女の子よりも、スケートのショートトラックの代表選手みたいな図書委員っぽい女子の方が好みであります。や、じっさいスノボの女の子はストイックに競技に向き合っているはずですし、ショートトラックの女の子たちはバリバリの体育会系女子だとは思いますが、まあそれはそれで。


さて。建設業は役所の年度末に向けて繁忙期真っただ中にあります。

公共工事は役所の予算がゼニの出どころであり、その制約を受ける以上、年度末=3月31日が一つの区切りとなる工事が多く、現在これを書いている2月中旬というのはうっすら見えてきたゴールテープに向かって現場では必死こいてラストスパートをかけている繁忙期ということになります。

そんな繁忙期のさなか、現場の皆さんの奮闘ぶりを事務として聞くと、「施工を便利にするイノベーティブなグッズ」みたいな魔法の道具はないものか、と考えたりします。


建設業の最新の技術、ICT施工については普及が急速に進んでいると言えます。弊社でもドローンによる空撮の工事現況撮影であるとか、杭ナビ(これ)を用いた測量の省力化などを進めているところです。

しかし事務をやっていると、自社で取り入れていない技術革新のあれこれについては非常に疎くなってしまうのが必然。そうなると自分の想像力の範囲内にある「イノベーティブなグッズ」を思い浮かべてしまいます。


想像力の範囲内。具体的に書けば、そう、あれっすよ。

♪テッテレテッテッテー!

\ドラえもんの「ひみつ道具」/


ということで、今回は「施工に役立つドラえもん『ひみつ道具』」を勝手に考えてみます。

ただし「一番欲しいひみつ道具」アンケートで常に上位にランクインされる「四次元ポケット」は、その中から種々のひみつ道具が登場するという前提条件があるからこそ選ばれるわけなので、今回この「四次元ポケット」は入れないようにします。また一つひとつのひみつ道具は簿記のうえでは有形固定資産に分類され資産価値もとんでもなく大きいと思われるため、固定資産税がエグイことになりそうな悪寒がしますが、まあその辺はファンタジーということで考慮しないものとします。

それでは行ってみましょう。Here We Go!



★どこでもドア

一般生活においてもっとも有益な道具の一つと言えるどこでもドアは、施行の現場でも非常に有益と言えます。その名のとおり、ドアを開けばどこでも行きたい場所に行けるというスグレモノですので、これがあれば現場への行き来において時間・燃料を要さないということになります。そうなれば残業規制が厳しくなる昨今の情勢のなかでも施工に要するコスト低減に多大な効果が見込めることが容易に想像されますし、現場へ向かう際の事故も未然に防げ、労災についても可能性を大幅に減らすことができます。

加えて化石燃料を用いない移動が可能であることから、二酸化炭素排出量の抑制にも貢献してくれるため、これを用いているだけでISO14001は太鼓判を押されるレベルに達するのではと考えられます。


★スモールライト/ビッグライト

どんなものでも小さくするスモールライト、どんなものでも大きくするビッグライト。これさえあれば、会社が持っている重機の数々が手のひらサイズに収まり、持ち運びが一気に簡単になります。なんたって重機とは言え手のひらサイズ=ミニカー程度に小さくしてしまえば、重機運搬用のトラックを予約する必要がなくなります。加えて、道交法の影響を受けることなく自家用車で現場に運んだ手のひらサイズ重機は、現場で元の大きさにまでビッグライトで巨大化させて用いることができます。

デメリット、というか落とし穴的ポイントとしては、運転席のサイズもライトの光によって可変となり、一人分のちょうどいい形を保ってくれないことでしょうか。たとえばPC20など小さい重機を、ビッグライトを用いてPC200サイズに巨大化させて用いることはできない、ということが考えられます。とはいえ近隣のキッズたちを招いて行う現場見学会などではPC20をPC2000サイズに巨大化させることで「こんな大きな建設機械もあるんだよ~」とキッズたちにいけしゃあしゃあと見せることができます。巨大重機を前にキッズたちが「乗りたい!乗りたい!!」と目をキラキラさせてせがむでしょうが、そのときは「危ないからダメじゃボケー!」の一点張りでごまかしてしまえばOKです。なーに、どうせバレねえって(←ひどい)。


★ほんやくコンニャク

これを食べることで相手の言葉は自分が話す言語に翻訳されて聞こえ、自分の話す言語は相手の母国語に翻訳されて聞こえるという超便利グッズ。

建設業は従事者の高齢化が著しく加えて新規の従業員確保も厳しい業界ですので、近年では全国的に外国人従事者が増えているのは皆さんご存じのとおりです。そんななかで、この道具さえあればコミュニケーションの問題は一発で解決します。

デメリットがあるとすれば、外国人労働者の日本語習得のうえでモチベーションを著しく低下させることでしょうか。何も勉強しなくても言葉が通じるなら、日本語勉強する意味なくね?みたいな状況に陥ってしまうのは想像に難くありません。それでもこのひみつ道具が普及することにより異文化コミュニケーションの壁が取り払われるのは必至で、外国人労働者がこぞって受検するJLPT(日本語能力試験)をはじめとしたありとあらゆる語学の技能試験、それこそ英検やTOEICだとかについてもリーディングの技能のみを測る試験に様変わりする、もしくは有名無実化する可能性すらあります。



ざっと考えられるメジャーな道具とメリットを挙げてみました。

そしてさらに考えてみると、一見有益そうに見えて実は施工に用いるのは危険では?と思えるひみつ道具も存在しています。それがこちら。


★タケコプター

ご存じ、頭頂部に装着することで空を自由に飛べるアレです。施工の現場ではドローンの代用品として用いられ空撮等で用いられるのではと想像されますが、ドローンが「無人」飛行するのに対し、タケコプターは「有人」による飛行であることが問題となります。すなわち、タケコプターによる飛行は労働安全衛生法における「高所作業」に該当します。

参考リンク(国交省HPより)→https://www.mhlw.go.jp/content/11300000/001403032.pdf


上記を参照するに、この種の有人飛行を行う器具については法的な整備がされていないのが現状で(当たり前だ)、必要な法整備が行われるまでは使用禁止となる可能性が高いのではないかと考えられます。

またドローンについて適用される航空法の存在も厄介です。見るからに100gはなさそうなタケコプター、現状では100g未満の無人飛行器具は航空法では機体登録の義務がなく(参考HP)、それゆえひとたび開発されれば爆発的な普及をするのではないかと考えられますが、そうなると飛行禁止区域を無視したフライトがそこかしこで横行するのは必然で、一気に社会問題化する恐れがあります。まあタケコプターのような有人飛行器具の扱いがどうなるかはぶっちゃけよくわからんのですけどまあそれは置いておきます。



とはいえ、ドラえもんのひみつ道具は日常生活に大きなイノベーションを起こすものであることは間違いありません。「施工に役立つひみつ道具」という本題に立ち返れば、前述のどこでもドアやスモールライト・ビッグライト等以上に「ヤバイ」道具が、かの世界のなかには存在します。それがこちら。


★もしもボックス

電話ボックス風の外観で、「もしもこんなことがあったら」とボックスの中の電話に話すと、そのとおりの世界になるという、チート級=反則レベルのひみつ道具がこれです。現場に設置しなくても事務所で「もしも●●の工事が完成して、多額の増額変更が行われ、さらに表彰レベルの工事成績評定点がもらえるなら」と言うだけで、あーら不思議!あんなに難しいと思われたあの工事も即座に、それこそ秒単位で理想的なカタチにより完成してしまいます。


しかしまあ、そもそも人間の欲望というのは果てしないものです。

要するに「もしも」の中身をもっと壮大な願望や卑近な欲望に変えてもいいのですよね。


「もしもわが社が年商ウン兆円のスーパーゼネコンになったら」

「もしもわたしの給料も大富豪並にウン百億円もらえたら」

「もしもわたしの顔が福山雅治みたいなイケメンだったら」

「あーあ、ドジャースがまちがっておれと契約したりしないかな~」




……現実逃避してましたスイマセン。

すべての願いが叶った世界はたぶんつまらないのですよね。ままならないことがあるからこそ、努力だってするし、そうやって叶えた願望の嬉しさはひとしおで、だから人生はたぶん面白いのですよね。


それでもわたしは福山雅治の顔になりたいです。ダメですか?


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