手紙。
懐メロであれば『カナダからの手紙』から合唱曲の定番『手紙 ~拝啓 十五の君へ』まで、「手紙」をテーマにした曲はいろいろあります。
と、ここまで書いて、「手紙」が中国語ではトイレットペーパーのことを指すという事実に思い至り、「カナダ生産のトイレットペーパーはさぞかし天然パルプ100%で肌触りがいいだろう」とか、「十五の君に渡すトイレットペーパーということは、中学校の便所を舞台にしたアオハルの一幕なのか」などと妄想を働かせてみた秋の午後。皆様、いかがお過ごしでしょうか。
本日のテーマは「郵便」です。
PCやインターネットがどれだけ普及しようとも、郵便によって何かを送るという行為が廃れることはないのでは?と仕事をしていて感じます。
もちろん、単なる用件のみ伝えるのであれば、EメールとかLINEで送れば済むわけですが、中に何か重要な書類を入れて相手に送るという場合はそうはいきません。建設業に従事しているわたしたちであれば、取引先への請求書であるとか契約書・注文書類であるとか。
EメールやインターネットDLでの請求書送付、ネットを介した電子契約という手段も着々と浸透しつつあるのは事実ですが、実際の書面を送付することによる手続きというのは、今なおわたしたちの社会で一般性があってちょっとやそっとじゃ置き換わらないのでは、と思わされます。
たとえば契約書。弊社所在地の岡山県の例でいえば、入札で新規工事の落札が確定した場合、岡山県のHPから契約書類書式のPDFファイルをDLしてそれをプリントアウト、製本を行い、さらに工事名だとか工期、契約金額を書いて押印を行い、契約金額に応じた収入印紙を貼り付けて、それを発注者に渡すというのが通常のワークフローになります。
そのうえで高額落札案件の場合は、弊社の住所から30kmくらい離れた県民局にそれを届けなければなりません。弊社でだれか手が空いていれば、その人に直接届けてもらって県民局職員さんに手渡しができるわけですが、あいにくみんな多忙で届けに行く時間が取れない場合は郵便での送付を行うことになります。
こういうときに郵便局が提供している「レターパック」がとても便利なのは皆さんご存じだと思います。郵便局で封筒を買ってきたら、その封筒に送り先と送り主の名前・住所・電話番号を記入して、書類を入れてそのままポスト投函すれば、速達とほぼ同じスピードで相手先に届くというものです。近年ではレターパックの封筒がコンビニでも取り扱われており、弊社でもその便利さにかまけて毎月1回は何らかの書類をレターパックに入れて送っております。
ただ、便利さの裏には落とし穴があるのが事実。便利で使い勝手のいいレターパックにも弱点があります。
それは「郵便事故による不着や中身が破損したときの損害賠償制度がない」ということ。
このことは日本郵便のHPにもここに堂々と書かれています。
社会インフラの一翼を担う日本郵便さんにとって、こんにち郵便事故なんてあるのか、とお思いの方もいるかもしれません。弊社の場合だと「不着」という事態は知る限りではありません。ただし誤配のうえ当初の予定から遅れて到着という事態はたまにあります(近くの家の方が弊社まで届けてくれたりすることがあります)。集配から配達まで、人の手が絡んでいる以上、何らかの間違いが起こる可能性というのは、可能性がまったくゼロではないのが現実。それゆえ、契約書や請求書といった、絶対に相手先に届けなければならない書類については、本来はレターパックで送ることはNGなのだと言えます。
郵便事故は起きる可能性は確かに存在する。それならば、そういった場合の補償が確保された送付方法は何か。この条件を満たすのが「書留」という送付方法です。この方法で送るのであれば、配達の記録を日本郵便がすべて記録する送付方法であり、郵便事故の際には実損額補償が行われるのがメリットであります。
そうはいっても、レターパックの便利さは捨てがたいのが現実。「レターパックの封筒を買う→好きな時間にポスト投函」と「郵便物をすべてまとめて郵便局に出向いて、書留郵便を指定」というのは手間としてはあまり変わらないのでありますが、投函の時間が自由という点において、使い勝手の良さとしてはどうしても書留郵便よりもレターパックに軍配が上がります。
レタパが届かないかもしれないスリル、背徳感! さすがにゾクゾク来たりは来ませんが。
堅苦しい文章が続きました。
ここで一曲。「やぎさんゆうびん」をどうぞ。
♪しろやぎさんから おてがみついた
♪くろやぎさんたら よまずにたべた
♪しかたがないので おてがみかいた
♪さっきのてがみの ごようじなあに?
……最初からEメールかLINEで送れば郵便事故はないんじゃね?
……つか食うなよ。
でも、メールに添付しすぎて容量オーバーで弾かれるのも現代の「食べちゃった」ですよね。
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